日本ってなんで左通行?
今日は素朴な疑問についてです。
地図を見てください。
(Source: World Standards)
緑は右側通行、オレンジは左側通行の国です。
圧倒的に右側が多い中、何故日本は左側通行なのでしょうか?
調べたら、ちゃんと理由がありました。
その答えを握るのが「参勤交代」。
三代家光の時に制度化された将軍への服従の意を示すための定例行事です。
各地の大名達がたくさんの家臣たちを連れて江戸に入府するのですが、それは同時に自分達の力を示す意味もあり、大勢で豪華に行列をつくり江戸へやってきます。
入府のタイミングや江戸滞在期間は各大名によって様々で、帰る一団もあれば来る一団もありました。
そうすると、当然それぞれの一団同士が道中でバッティングしてしまいます。
双方ともに人数の多い一団だと道は大混雑です。
その時作ったルールが左側通行です。
武士は左腰に刀を差しているので、右側通行で歩くと刀が当たってしまうんですね。
左側通行で歩けば、刀当たることはなくスムーズです。
日本人らしい相手への配慮ですね。
でも実は、日本にはルールが違う場所があります。
それは、大阪のエレベーターです。
僕が思うに、江戸の人口の約5割は武士だったそうですが、大阪は1割以下。
刀を脇に差していない商人が多かったため、このルールは適用外だったのかもしれませんね。
そんな事を考えながら、東京のエレベーターを降りる秋でした。