一寸法師のサイズ。
こんにちは。
今日は江戸時代に使われていた単位についてお話ししたいと思います。
時代小説や映画などを見ていて、
何尺だの何両だの何匁だの
今では使わない単位が出てきて
イメージしづらくなったことはありませんか?
今日はいくつかの例を挙げながら
イメージしやすくしていきたいと思います。
まずは「一寸法師」
小人が打ち出の小槌を振って大きくなって
鬼を退治してお姫様と結ばれる話ですが、
その小人、一寸法師ってどれくらい小さかったのでしょうか。
一寸=3.03cm
だそうです。
虫でいうとカナブンくらい…
小さすぎて踏み潰すレベルですね。
続いて、「一反木綿」
ゲゲゲの鬼太郎でもお馴染みの妖怪ですが、
一反=9.9a=約31m×約31m
大体、野球場の内野より少し大きいくらい。
デカイ…。
そんなのが現れたら確かにビビりますね。
次は、「母を訪ねて三千里」
フランダースの犬と並ぶ名作ですが、
1里=3.93km
3000里=11,790km
地球一周が約40,00kmということで、
地球4分の1周ちょっとしちゃうくらい
母を探していると考えると凄い…。
最後に「勝って嬉しい花一匁♪」
というあの曲。
1匁=3.75g
花が3.75g。
薔薇一本くらい?なイメージです。
でも、これにはある都市伝説が…。
それによるとこの歌は
人身売買の話しらしいです!!
花というのは、「少女」
勝ち負けは、「買う、まける(値引きする)」
1匁というのは、「銀1匁」というお金の値段
60匁=1両=8〜10万円
ということで、1匁=1,300〜1,700円くらい
安すぎる…。
それは、さぞかし「まけて、悔しい」でしょう。
これを信じるかどうかはその人次第だが、
この歌詞に続く「となりのおばさん…。」以下の内容が、少女が売られていく切迫した状況を意味している気もしなくもない…。
以上、最後は都市伝説になってしまいましたが、笑
こうやって江戸時代に使われていた単位を
理解すると見えなかったことが見えてきますね!
では、また次のブログをお楽しみに〜。