お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

お江戸のパフォーマー

こんにちは。

お江戸夫の大輔です。
 
お江戸の歓楽街である浅草や両国には
行き交う人たちの注目を集める
パフォーマー達がたくさんいました。
 
例えば曲独楽、曲馬、足芸、仕方噺など。
 
今回はその中でも特に名高い?
三名を取り上げます。
 
まずは、『早竹虎吉』
彼は幕末に両国で足芸師として
有名になった人物です。
 
例えばこんな感じ。
 

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すごいですね…。
 
ちなみに彼は慶応3(1867)年に
アメリカに渡りサンフランシスコや
ニューヨークなどを興行しながら
渡り歩きました。
 
次は、『松井源水』
彼は浅草寺境内で長年地代を払い、
曲独楽を披露しながら、歯磨きや膏薬を売った
ことが認められ売薬頭取に認められました。
 
これ以降、浅草寺境内の興行場所の拝借の
取次は源水が引き受けることになりました。
 
そして最後は『深井志道軒』
彼も浅草寺境内で仕方噺をしていましたが、
片手に持っていたのはなんと!!
『男根』を形どった置物!!『男根』です!!
 
今やったらセクハラでしょうが
当時は注目の的です。
 
この三名だけでも個性的ですが、
この他にも象やラクダなど人を超え
沢山個性派がいたようです。
 
またこうした芸人の中でも
物を売るために芸をする『香具師(やし)』と
芸を売る『乞胸(ごうむね)』があります。
 
この二つはその境界線を巡って
争いなんかもよく起こったそうです。
 
どの業界も生き残るのに必死ですね…。