お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

輝くお江戸の女性絵師

こんにちは。

お江戸夫の大輔です。

今回は江戸の女性絵師達を取り上げます。
女性の社会進出がまだまだのこの時代に
男性絵師とは違う持ち味で力強く生き抜いた
女性達です。

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とは言っても、天保期に発行された
画人伝に挙げられた280名の絵師の中で
女性は22人と決して多くはありませんでした。

その中でも5人の女性絵師を紹介します。

1人目は『山崎龍女(りゅうじょ)』
芝神明の境内で下書きなしで
美人を描きました。
『おりう絵』と呼ばれて人気がありました。

2人目は『葛飾応為(おうい)』
葛飾北斎の娘で名前は北斎にいつも
『おーい』と呼ばれていたことに由来します。

3人目は『池玉蘭(ぎょくらん)』
池野大雅の妻で、大雅や柳沢淇園から
絵を学び様式を守りながら
女性らしい絵を描きました。

4人目は『平田玉薀(ぎょくうん)』
絵筆でかなりの美貌の持ち主。
頼山陽と恋仲になったことも…。

5人目は『江馬細香(さいこう)』
頼山陽に仕え、浦上春琴に画法を習い
竹を多く描きました。
細香も頼山陽と恋仲になったことがあるらしい…。

皆さんなかなかたくましいお方ばかりです。
頑張れ現代女性!!

それと頼山陽も二人の人気女性絵師を
モノにするとはなかなかのやり手です。笑