お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

江戸で食う肉!

こんにちは。


お江戸夫の大輔です。

あなたは『肉』好きですか?
焼肉、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、
豚カツ、、、
どれも大好きなものばかりです。

f:id:dadadadadicek:20180515214058j:plain


しかし、江戸時代は肉食禁忌の意識が高く
あまり公に肉食ができませんでした。

肉なしの食事、なかなか想像ができません…。

そこで獣肉料理屋が出した看板が
『山くじら』です。

それから今でも呼び方が残っている
牡丹鍋』ー猪肉
『桜鍋』ー馬肉
『紅葉鍋』ー鹿肉
です。

これらは獣肉食をあまり公にしないように
付けられた名前だそう。

それでも人の肉を食べたい欲は強いもので
天保期以降は獣肉食が盛んになっていき、
将軍や役人への贈答品として牛肉が
用いられることもありました。

陸奥国仙台藩の料理人・橘川房常の
『料理集』にも牛肉料理が登場します。

しかし、そこには注意書きがあり
『食すれば百五十日の穢れ』とありました。

さて、僕たちには一体何日分の穢れが
溜まっているのでしょうか?