江戸の永久欠番
こんにちは。
お江戸俥夫の大輔です。
『喧嘩と火事は江戸の華』
そんな江戸の人々を火事から救ったのが
あの時代劇ドラマで有名な『大岡越前』こと
大岡忠相(ただすけ)によって組織された
『町火消』でした。
東を『本所・深川十六組』が担当しました。
いろは四十七組は『い組』『ろ組』『は組』…
本所・深川十六組は『一番組』『二番組』…
と組織されました。
しかし、不吉な意味を持つため
実は名前を変更されたり、
欠番になった組がありました。
いろは四十七組の中では、
オナラを連想する『へ組』が百組に
摩羅(男性器)を連想する『ら組』が千組に
火を連想する『ひ組』が万組に変更されました。
本所・深川十六組の中では、
死を連想する『四番組』が五番組に
質屋を連想する『七番組』が六番組に
合併されました。
言葉の音や意味まで細かいところまで
考慮するなんて、とっても日本人らしくて
僕は好きです。