お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

咳を治すには◯◯

こんにちは。


お江戸夫の大輔です。

やっぱりJAPANと言えば『Mt.Fuji』ですよね。

日本のシンボルとも言える富士山は
いつも堂々と穏やかに日本中を見守るように
聳えています。

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しかし、そんな富士山も
元々は活火山です。

時々ある噴火は日本中が大騒ぎでした。
宝永4(1707)年の富士山噴火が有名です。
これは富士山最後の噴火です。

周辺にあった須走村では
降ってきた石や砂の重みで家屋は潰れ
小田原でも農作物に被害を受け
多くの人々が飢えました。

この時降った火山灰は江戸にまで届くほどで
火山灰を吸い込んだことによる咳が
江戸では流行りました。

江戸の人々は咳で苦しむ中
どこからともなくある俗説が
江戸中に広がりました。

それは『腹に溜まった砂を出すには
『コンニャク』がいい』というものでした。

本当に効果があったのかはわかりませんが、
これによって江戸にはコンニャクブームが
起こり、値段も暴騰したそうです。

もしこの俗説をコンニャクの生産に
関わる人が流していたとしたら
スゴ腕経営者ですね。

世間が動揺する時は
必ずそれを利用して
儲かる人がいるものです。