愛の平蔵!?
こんにちは。
今回は『人足寄場(にんそくよせば)』
について書きます。
江戸時代、罪を犯した者は
入りました。
そして、刑を終え社会復帰に向け
受刑者達を収容させたのが今回取り上げる
『人足寄場』です。
隅田川沿いの石川島に開設されました。
今でいう『もんじゃ焼き』で有名な
月島辺りです。
人足寄場は寛政2(1790)年に
老中の松平定信に設置の旨を献言しました。
受刑者の社会復帰が難しかった当時では
画期的な案で、何とも受刑者思いです。
もはや『鬼の平蔵』ではなく、
『愛の平蔵』です。
様々な人が収容されて
一次は400〜600人ほどがいたと
言われています。
そこで入所者は大工・左官・鍛治・紙漉き・
米搗き・草履作り・炭団作りなど、
様々な仕事を任せられました。
もちろん有給で!
しかし、受け取れるのは出所する時で、
労働報酬の積立金として渡されたそうです。
ちょっと江戸時代の罪人の
その後の扱いについて、
少しイメージが変わりました。