【親子で学ぶ3分偉人伝】 第三回 吉田松陰の幼い頃
今日の親子で学ぶ3分偉人伝は
「吉田松陰(幼少・少年期編)」です。
吉田松陰の偉人伝はこちらにもありますので、
是非読んでみてください。
これまで松陰がいかにして
世の中で活躍をしてきたか
を学んできました。
今回は松陰の人間性を形成した
幼少・少年期に
フォーカスを当てていきます。
今回も最後に
お子様とディスカッションしてみるコーナーを
用意していますので、そちらも合わせて
チャレンジしてみてください。
では、始まり始まり~
松陰の誕生
吉田松陰(よしだしょういん)は
1830ねん に やまぐちけん の萩(はぎ)
という まち で うまれました。
いま が 2019ねん ですので、
1830ねん というと
いま から 189ねん も
むかし の おはなし です。
その じだい は 江戸時代(えどじだい)
といいます。
ちょんまげ、きもの すがた の ひとたち が
ほとんどで 萩という まち も、
とっても いなか でした。
その まち の杉家(すぎけ)の
次男(じなん) として うまれました。
吉田松陰と いま では よばれていますが、
うまれたときの みょうじ は
吉田さんではなく杉さんだったんですね。
みょうじ が かわる というと
すこし へんな かんじですが、
ほか の いえ の いちいん になるときは、
いま でも みょうじ がかわります。
もしかしたら、
おとうさん や おかあさん の みょうじ も
むかし とは ちがうかもしれません。
さて、松陰の おとうさん は
百合之助(ゆりのすけ)さん、
おかあさん は滝(たき)さんです。
百合之助さんは おさむらいさん でしたが、
あまり ゆたか ではなかったので、
のうぎょう をしながら
いっしょうけんめい には たらきました。
滝さんは ねっからの あかるい せいかく で
杉家の ふんいき を たいよう のように
いつも あかるくしてくれました。
ふたり の あいだ で そだった 松陰の せいかく は
百合之助さんのように がんばりやさん で
滝さんのように あかるい せいかく でした。
とくに 百合之助さんは、
きょういく ねっしん でした。
はたけ で しごと をするときは、
松陰や松陰の おにいさん を つれて
はたけ を たがやしながら、たくさん の ほん を
こえ を だして よんだそうです。
よる しごと が おわったあとも、
松陰たちに ほん を
さずけ よませていたそうです。
4さい になると 松陰は
吉田大助(よしだだいすけ)さんという
しんせき の おじさん の いえ に
あずけられました。
このとき、松陰の みょうじ も
杉から吉田に かわりました。
大助さんの家は むかし から
兵学(へいがく)をべんきょうします。
てき が にほん を おそってきた とき、
どうやって にほん を まもるか を
けんきゅうする いえ でしたので、
松陰もその兵学を べんきょう しました。
おじさんからのスパルタ教育
松陰が5さいのとき、はいった じゅく では
玉木文之進先生(たまきぶんのしんせんせい)という
しんせき の おじさん に おしえてもらいました。
この文之進先生は、
とっても きびしい先生でした。
こんな はなし が あります。
なつ の あるひ、まど を あけて
べんきょう をしていると
一ぴき の 蚊(か) が 松陰の まわり を
とんできました。
もちろん、だれ でも か に さされたくないので
て で その 蚊 を はらう と 文之進先生は
カンカンになって おこったのです。
りゆう を きくと、べんきょうは、
ひと の やくにたつ ために やるものなので
その じかん に じぶん のことを かんがえて
蚊を きにしたことが いけないというのです。
とっても きびしいです。
でも、文之進先生の おしえ は いつも
「ひと の やくにたつ ひと に なりなさい」
と、いうもので おとな になったときに、
とっても やくにたちました。(※1)
べんきょう ねっしんな 松陰は 9さい のとき には
明倫館(めいりんかん)という がっこう の
兵学の せんせい になり、
11さい のときには 、藩主(はんしゅ)という、
その ちいき で いちばん えらい おさむらいさん に
じゅぎょう を するほどになっていました。
こうして、松陰は ちいさいころから
しっかり べんきょう をして
りっぱな おとな になっていったのでした。(※2)
おしまい。
お子さんと話し合ってみましょう!のコーナー
※1「人の役に立つ」とは、どんなことでしょう?
例)
・お誕生日の友達への誕生日会を開いてあげる
・お母さんの重い買い物袋を持ってあげる
・仕事で疲れたお父さんの肩を揉んであげる
※2立派な大人になるためにどんな勉強をどれくらいしたらいいだろうか?
・女の子がもっと可愛くなれるようにファッションの勉強を毎日寝る前にやる。
・みんなに喜んでもらえるように足を早くしたい。だから、保育園から帰ってきたら公園を毎日走り回る。
※週末、吉田松陰ゆかりの地を巡るという方へ