お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

【親子で学ぶ3分偉人伝】 第五回 二宮金次郎 家族を支える

今日の親子で学ぶ3分偉人伝は

二宮金次郎(第二回」です。

 

前回、病気になってしまった父の代わりに

どう働けば、村の人達の役に立てるか?

を頭を使って考え実践した姿を

中心に描かせていただきました。

 

まだ、前回分を読まれていない方は

コチラをどうぞ

https://oedonogakko.hatenadiary.com/entry/2019/03/12/054030

 

その後、父親が亡くなってしまいました。



今回は

「弟が二人いる家庭を、

まだ13歳の金次郎がどう支えていったのか?」

について、中心に描いていきます。



いつもと同じように最後の部分には、

お子さんとディスカッションできるコーナーを

設けていますので、

そちらもチャレンジしてみてください。



では、始まり始まり~。

 

金次郎のお母さん

おとうさん の 利左衛門さん は、

ついに なくなって しまいました。

金次郎は まだ13さい です。

でも、かなしくなって、

おちこんでいる じかん は ありませんでした。

 

なぜなら、おとうさん が しんでしまったことで、

いままで かぞく の ために、はたらいてくれた ひと が

いなくなってしまったからです。

 

このままでは ごはん を たべていくことが、

できなくなってしまったからです。

 

かぞく を ささえるために、

おかあさんは、はたらくことに きめました。


しかし、おうちには、

まだ うまれたばかり の

富治郎(とみじろう)がいました。

 

富治郎は、まだまだ あかちゃんなので、

おかあさん の おっぱい が ひつようです。

 

おかあさんが、はたらくためには、

富治郎を ひと に あずけなければいけません。

 

おかあさんは、おとうさんが しんでしまった

かなしさだけでなく、うまれたばかり の 富治郎と

おわかれ を しなければいけない さびしさ にも まけず、

はたらき はじめました。

 

しかし、富治郎に おっぱい を あげるために、

まいにち おかあさん の むね は はりつづけます。

でも、おっぱい を のんでくれる 富治郎は いません。

 

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それでも、おかあさん の おっぱいは はりつづけます。

(これじつはすごいいたいんです。

おかあさんにどれくらいいたいかきいてみましょう)



まいにち、金次郎の おかあさんは、

むね の いたみに くるしみ つづけました。

 

そのようすを みていた 金次郎は、

おかあさんが かわいそうで しかたありません。

 

金次郎は かぞく の ために、

じぶん が はたらくことに きめました。(※1)

 

そして、おとうとの 富治郎も つれもどしました。

 

キ印の金さん

それいらい、金次郎は、

よく はたらきました。

 

あさは、はやおき をして、

とおく の やま まで、まき を とりにいき、それを うり、

よるは、ぞうりを つくって それを うりました。

 

じかん の ない 金次郎は、

それでも べんきょう を しました。

 

まき を ひろいに いっている じかん に

ほん を よんだのです。

 

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しかも、

ちゃんと ないよう を りかい するために、

おおきな こえ で よみながら。

 

まわり の ひと から みれば、

みちばたで おおごえで、

ほん を よみながら あるいている 金次郎は

キチガイに みえました。

 

そこで ついた 金次郎の あだな は

「きじるし の きんさん」です。

 

きじるし の「き」は、

キチガイ の「き」です。

 

みんな、金次郎のことを

ばか に していたのです。

 

それでも、金次郎は きにせず

はたらきつづけました。

 

しかし、さらに

ふこうなことは つづきます。

 

金次郎の おかあさんも

なくなってしまったのです。

 

金次郎が15さいのときです。

 

金次郎には、

もう おとうさんも おかあさんも いません。

いるのは、ふたり の おとうと です。(※2)

 

金次郎と ふたり の おとうと は、

それぞれ ちがう しんせき の いえ に、

あずけられることに なりました。

 

金次郎は、おじいさんの

萬兵衛(まんべえ)さん の いえ に

あずけられることに なりました。

 

これで、かぞく バラバラです。

 

さらに つぎ の とし、おおあめ が あり、

金次郎達の たんぼ は ながされてしまい、

つかいものに ならなくなりました。

 

このころの 金次郎は

かなしいこと つづきです。

 

でも、このかなしさを バネに

金次郎は がんばりました。

 

「もういちど、おとうとたち と いっしょ に くらす。」

これが 金次郎の つぎの もくひょう となりました。

 

じかいは、金次郎が

この もくひょう を たっせい するために、

どう がんばったのか を描きます。

 

おたのしみにー。

 

お子さんと話し合ってみましょう!のコーナー

※1、家族のために、自分ができることはなんでしょう?

例)

・お母さんの買い物に付き添って、荷物を運ぶ。

・お休みの日、お部屋の掃除をする。



※2、もし万が一、家族がバラバラになってしまっても、頑張って生きていける?どんな事を頑張る?

例)

・もっと勉強をする。

・もっと人に優しくする。

・お小遣い稼ぎをする。

 

☆週末、二宮金次郎ゆかりの地を巡ろうとお考えの方へ↓

 江戸検1級合格者が江戸東京観光のアドバイスをします 買い物もするけど、何よりも江戸を感じたいって方にオススメ!!