お江戸のキューピット役
こんにちは。
最近素敵な異性に出会いましたか?
なんだか最近世間では
SNSやアプリを使って
好みの異性に出会う事が
簡単になってきたように思えます。
江戸時代なんか大変です。
SNSなんてないので、
当然のように出会えるチャンスも
少ないです。
まして、両家の釣り合いが
重視されたので
好みの異性がいても
自分勝手にいきません。
そんな江戸っ子達の救世主が
『仲人』でした。
男女の縁組を取り持つ役です。
その仲人役をよく抜擢されたのが
町のお医者さんだったそうです。
彼らは町人達を往診することによって
その家の事情や健康状態など
把握しやすい立場にいたからだと
言われています。
その中でも京橋の医者
『大和慶庵(やまとけいあん)』
という男が縁談をうまくまとめると
評判でした。
それ以来、医者で仲人の人のことを
『慶庵』と呼んでいました。
ちなみに、
仲人を商売としていた女性のことは
『仲人かか』と呼ぶそうです。
どんな業界や職種にも
ズバ抜けた人がいますが、
仲人業界にも自分の名前が医者仲人の
通称になる人がいたなんて驚きです。
やはり極める人はすごい…。