お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

不浄門から生きて出た者

こんにちは。


お江戸夫の大輔です。

大手門、半蔵門、坂下門、桜田門などなど
天下の江戸城には様々な門があります。

その中で通称『不浄門(ふじょうもん)』と
呼ばれ、死者や罪人を城から出す門が
ありました。

その門は『平川門』です。

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将軍様の居場所である江戸城内で
罪を犯すなど不届き千万!

罪人が生きて城に出れる者も少なかったと
言われています。

その中でも、江戸時代に
この平川門から生きて江戸城を出た罪人が
2人います。

1人は正徳4(1714)年に山村座の役者生島新五郎との密通の罪で信濃の高遠に流刑となった
大奥年寄『江島』です。

もう1人は赤穂事件で吉良上野介に斬りかかった
赤穂藩主『浅野内匠頭』です。

どちらも不名誉かもしれませんが、
江戸時代のビッグニュースに
関わった人物です。