お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

人情溢れる下町浅草ってどんな街?

東京最大の観光地浅草のお話。


f:id:dadadadadicek:20171211204904j:plain


東京には色んな観光地がありますが、その中でも浅草の賑わいは別格。

でも、なぜこの街がこんなに賑わっているのでしょうか?

今回はその謎に迫ります。

浅草と言えば、浅草寺
浅草寺には1300年以上の長〜い歴史があって、あの足利尊氏源頼朝からも厚い信仰を受けていたようです。

時は経ち約400年ほど前、三河国徳川家康が江戸に転封になった頃から、家康は浅草寺を信仰されたそうです。

家康は頼朝の国創りを参考にしていたそうです。

そうして、浅草寺は徳川家の祈願所となり、一気に名声が増します。

しかし、三代家光の代になると、側近の天海と企て祈願所を浅草寺から寛永寺に変えてしまいます。

それが切っ掛けとなり、浅草は衰退…と思いきや…

名声を維持したまま庶民たちが集まり、浅草寺もそれを受け入れ、浅草は庶民の街として繁栄していきます。

その後も、浅草奥山では落語漫談で賑わい、観音裏には新吉原、歌舞伎の猿若町が集まり江戸最大の繁華街へと繁栄していきました。

浅草は庶民に支えられてきた街なんだなぁ。

人で賑わう浅草の商店街を歩きながら、そんな想いに浸ってみるのもいいかもしれません。