お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

酒呑み合戦

こんにちは。


お江戸夫の大輔です。

あなたは大酒飲みですかー?

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男性なら特に一度はどれだけ飲めるか、
競ったことがある人も
多いのではないのでしょうか?

実はそんな競い合いは
江戸時代にもありました。

有名なのは文政12(1815)年の
千住宿で行われた酒合戦と
その2年後、文政14(1817)年
両国柳橋で行われた大食大酒大会です。

前者は千住宿問屋場を務めた
『中屋六右衛門』の還暦を祝って
行われました。

参加者は約100名で
新吉原の伊勢屋言慶(げんけい)がよく飲み
3升5合(6.3ℓほど)だったそうです。

半端じゃないです…。

後者は柳橋の料理屋万八楼(まんぱちろう)で
万屋八郎兵衛が主催しました。

結果は…
堺屋忠蔵(67歳)ー3升×3杯(約16.2ℓ)
鯉屋利兵衛(30歳)ー3升×6杯(約10.8ℓ)
などなど

他にも2〜3升飲んだものは
たくさんいたそうです…。

ここまでいくと本当でしょうか?
やはりこの記録を信じない人は
江戸時代もたくさんいたそうです。

いつの間にか『万八』という言葉は
ホラ話の代名詞となり、それが転じて
『うそっ八』という言葉が生まれたそうです。

嘘もほどほどにしないとですね。