江戸商人達の商売繁昌の工夫
こんにちは。
お江戸俥夫の大輔です。
商売繁昌の秘訣の一つとして
『いかに興味をそそるか』
が挙げられます。
今で言えば興味をそそるCMやHP、
江戸時代で言えば店の『看板』や『暖簾』
ではないでしょうか?
今回は江戸時代の看板と暖簾
について書きます。
とは言っても江戸時代は
まだまだいかに効率良く売るかを
考える人も多くはいませんでした。
そのため一見しても
何の商売をしているのか
わからないお店も多かったようです。
しかし、
その中でも工夫を凝らしたのが
『餅屋』と『菓子屋』。
餅屋は看板に『木馬』を使い『ウマい』又は
『足が強い(粘りが強いの意)』という
洒落を使いました。
菓子屋では『たぬき』を使い
腹づつみをする程、美味しいという
意味を込めました。
また暖簾に関しても
『暖簾が古い』という言葉があり
長く続く老舗=旨い店
を表現したそうです。
こうした小さな工夫が
現代の有名企業がするような
興味付の仕掛けまで発展していったと
思うと凄い歴史を感じますね。