江戸っ子大好き初物食い♫
こんにちは。
お江戸俥夫の大輔です。
江戸っ子が大好きなものといえば『初物』。
それは『初物七五日』という諺もあり、
初物を食べると七五日寿命が延びる
と言われていたほど…。
その中でも初物の代表格と言えば『初鰹』。
4月頃に取れ、初鰹ピークの天明期には
一本二両二分(約20〜25万円)という
話もあります。
しかし飽きっぽいのも江戸っ子で
19世紀に入った江戸時代後期は
初鰹一本200〜250文(約5千〜6.5千円)まで
価値を下げたようです。
他にも『ます』『たけのこ』『あゆ』などの
初物も人気を集めたようですが、
初物人気は江戸だけで大阪では
大して盛り上がりはしなかったそうです。
現代の東京で新しいお店が並ぶのも
この江戸っ子気質から来ていると思うと
なんだか愛着を感じます。