江戸最大の画派狩野家
こんにちは。
お江戸俥夫の大輔です。
江戸の名門かつ最大の画派といえば
細かく分かれています。
大きな違いは、
将軍にお目見えできる『奥絵師』と
お目見えできない『表絵師』です。
表絵師の狩野家の数は
駿河台狩野家、深川水場狩野家を
はじめとする15家です。
これに対して花形奥絵師は
以下の通りです。
『探幽』を始祖とする『鍛冶橋狩野家』
『安信』を始祖とする『中橋狩野家』
『尚信』を始祖とする『木挽町狩野家』
『岑信』を始祖とする『浜町狩野家』です。
これぞ、狩野のネットワークです。
ただこの規模に反発しようと生まれた
流派もあり、清から長崎に伝わった
『南蘋派(なんぴんは)』なんかも
その一つです。
なかなか絵とは無縁な世界の私達には
ややこしいですが、狩野派奥絵師4家は
覚えておくといいと思います。