お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

忍者ハットリ君の話

こんにちは。


先日、皇居の乾通りが一般公開されていたので、行ってきました。

ついでに、皇居周りも一巡りして
江戸城の名残を感じてきました。

その中で今回は、大手門からちょうど真反対にある「半蔵門」について紹介します。

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半蔵門の中は「吹上」と言われる場所で、
江戸時代は隠居した前将軍の住居、
現在は今上天皇の住居として使われています。

半蔵門から先に伸びる道は、「甲州街道」。
四谷、内藤新宿と続く道は万が一の時、
将軍が幕府の天領である甲府へと
安全に避難するため道とも言われています。

そんな門の警固を担当したのが、
徳川家の家来であった「服部半蔵」の通称を持つ、服部正成・正就父子でした。

これが半蔵門の名前の由来です。

服部家の初代服部半蔵保長は
徳川家康の祖父松平清康に仕えた
伊賀の忍者です。

あの「忍者ハットリくん」でも有名ですね。

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ただ、忍者だったのは初代のみで
2代目以降は忍者ではなかったそうですが…。
忍者の血を引く一族がこの門を守っていたと考えると少しワクワクするのは私だけでしょうか?

忍者ロマンに童心をくすぐられながら廻る、
江戸城散策でした。