江戸のビューティーサロン
こんにちは!
今日は、お洒落な江戸っ子に欠かせない
ビューティーヘアーサロン、
『髪結い』のお話です。
(喜多川歌麿『髪結い』)
今とは、違って江戸っ子達の髪型は
男も女も手の込んだお洒落なもの。
特に女性は、人気な花魁や歌舞伎の女形の髪型を真似てみたり、
なかなか自分一人では
手がかかる髪型も沢山ありました。
そこで重宝されたのが、
『髪結い』でした。
髪結いは、一つの町に一つはある
庶民行きつけの場所で、
一回、二十八文(700円)ほど。
それを4、5日に一回ペースで通ったり、
お洒落な人は毎日通ったりしました。
そんな髪結いの中でも、
人気があったのが『あごつき』と呼ばれる
食事付きの髪結い。
お洒落で、少しせっかちな江戸っ子の
ニーズを満たしました。
何事も、ある物とある物を掛け合わせて新しいビジネスができるんだな
と江戸を通じて改めて実感できました。