お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

お年玉の使い道♫

新年明けましておめでとうございます。


今年もお江戸に関する記事を
アップしていきますので、
よろしくお願いします♫

さて、新年という事で、
子供にとって楽しみなのが
『お年玉』

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僕自身も貰ったポチ袋をワクワクしながら
開けたのを今でも覚えています。

そんな夢溢れるお年玉ですが
実は江戸時代から『年玉』という
文化がありました。

しかし、今と違うのは、
お金を贈るのではないこと、
受け取るのは子供だけではないことです。

江戸時代の年玉の多くは、
末広がりで縁起がいいという理由で
『扇子』でした。

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ただ、毎年のように扇子を貰っては
使い道が…

という事で天明期(1781〜89年)以降は
木綿の綿入れなど実用的なものに
変わっていったそうです。

なるほど、そう考えると
現代の『お金』を贈る文化に変わったのも
実用性を重視してのことなのかもしれないですね。