お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

江戸の美人が多い町決定戦

こんにちは。


今回は
『江戸の美人が多い町決定戦』
をしたいと思います。

使う材料は
明和期に『大江戸の三美人』と謳われた三人と
その後喜多川歌麿によって描かれた
『寛政の三美人』です。

まずは明和期の三美人から見ていきましょう。

一人目はお仙さん。
明和の三美人の中でもトップクラスの人気を誇ります。
お仙さんは谷中の笠森稲荷門前の水茶屋の娘です。

二人目はお藤さん。
浅草寺奥山の楊枝屋の娘。

そして、三人目はお芳(よし)さん。
おっと、この方も浅草二十軒茶屋の娘です。

早くも浅草勢が一歩リードというところでしょうか。

続いて『寛政の三美人』も見ていきましょう。
こちらは浮世絵付きで。

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真ん中はお雛さん。
浅草吉原の芸者さんです。

また浅草です…。

向かって右側はおきたさん。
彼女も浅草寺随身門前水茶屋の娘です!!

向かって左側はおひささん。
両国の煎餅屋の娘です。
なんとか、勢いのある浅草勢を抑えました。

しかし!!
結果はなんと江戸が誇る6美人のうちの
4人が浅草の娘さんでした!

圧倒的です。
浅草恐るべし。

現在も浅草には沢山の
飲食店や食べ歩きの店があります。

皆さんも是非自分好みの看板娘を探しに
浅草にいらっしゃってはいかがでしょうか?