謎の蘭学者
こんにちは。
お江戸俥夫の大輔です。
あなたは『志筑忠雄(しづきただお)』
という人物をご存知ですか?
18世紀後半にかけて活躍した蘭学者の一人で、
オランダ語の通訳士として活躍したが
若くして隠居し、オランダ書籍の翻訳に
没頭する人生を送っています。
そして、忠雄自身の史料が乏しく
どんな生い立ちなのか?
隠居後どんな生活をしていたのか?
もわからない謎の多い人物でもあります。
ただ凄いのが…
私たちが何気なく使う物理用語の
『弾力』『重力』『遠心力』『加速』などは
忠雄がオランダ書籍を訳した時に作った
造語なのです。
思わぬところでだいぶ根付いています。
もっと言えば、江戸時代を語る上では
欠かせない『鎖国』という単語。
これも忠雄がドイツ人ケンペルの書籍を
訳した時に作った造語なのです。
『志筑忠雄』
この人物は日本人として覚えておきましょう。
注意:写真は内容と関係ありません。