お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

成人の日を終えて

こんにちは!

お江戸車夫のだいすけです。

 


昨日は成人式でした。

 

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あの頃の僕は、

毎日遊んで楽しかったけど…。

 


コンプレックスの塊みたいに

人の目ばかり気にして、

何か失敗すると自己嫌悪に

陥っていたのを覚えています。

 


今回は色んな想いを抱えているであろう

成人式を迎えた方々にも役に立つ

吉田松陰の贈ります。

 


(最近吉田松陰の言葉の引用が

増えました…。)

 


これは元服を迎えた甥っ子宛てた

手紙の一節です。

 


タイトルは士規七則。

 


武士の武士たる者の生き方について

綴った内容です。

 


僕らは武士ではないですが、

人として、社会人としての在り方の

参考になったらと思います。

 


士規七則の中の一文

凡(およ)そ生れて人たらば、

宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし。

 


蓋し人には五倫あり、

而(しこう)して君臣父子を

最も大なりと為す。

 


故に人の人たる所以は忠孝を本と為す。

 

 

 

 


ざっくり解説

人として生まれたなら獣との違いを理解しなさい。

 


人には五倫があります。

五倫とは人の常によるべき五つの道のこと。

①君臣の義

②父子の親

③夫婦の別

④長幼の序

⑤朋友(ほうゆう)の信

 


その中で君臣の義と父子の親を最も大切にしなさい。

 


それ故、人の人である理由は忠孝、つまり上司への忠実さ、親への孝行です。

 

 

 

 

という感じです。

 

たまに見かけますけど、

周りへの配慮なくキレる人や

自己を優先して周りに迷惑をかける人。

 


こういう人は、吠え散らかす犬や

エサに群がる鳩以下という事ですね。

 


例を挙げた犬や鳩にも

失礼だったかもしれません。

 

 

 

人が人である理由は…

 


何かに優れた能力を持つ事でも、

お金、名誉、権力を持つ事ではなく、

周りへの思いやりや愛情を与える事

なのではないでしょうか?

 

 

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