将軍の食事は贅沢?
こんにちは。
今回は将軍の食事について書きます。
きっと天下の将軍は食事も
大層良いものを食べていたのだろう
と思いがちですが実際は全くの真逆でした。
朝食は一汁一菜
夕食は9品ほど出ましたが、
2品程度しか手をつけなかったそうです。
ご飯も蒸飯(むしいい)といい、
米を煮上げてから釜で蒸したもので
あんまり美味しくないものでした。
さらに食前に出されない食材も多く
野菜類はネギ、ニラ、ニンニクなど、
果物は梨、柿、ミカン以外のほぼ全て、
魚はコハダ、サンマ、マグロなどなど多数
獣肉類の全て。
その他天ぷらも食前には出なかったそうです。
なかなか寂しい食事です…。
さらに極め付けは酒。
御膳酒という経年劣化した
真っ赤な異臭のする酒…。
そして、一緒に酒を呑んでくれる者もなし…。
そんなの呑みたくありません。
ですので、十二代家慶以外はほとんど呑まず、
十五代慶喜は前例を破り普通の酒を呑みました。
さて、一体将軍は食事を楽しめていたのでしょうか?
僕はこんな食事ちょっと嫌です。