大奥の里帰り事情
こんにちは。
最近実家に帰りましたか?
仕事も休めなくて、なかなか帰れない!
という人も多いのではないでしょうか?
今回は大奥勤めの女中達の里帰り事情について
書きたいと思います。
基本的に里帰りをする事や
身元引受人の宿元に帰ることを
『宿下がり』と言いますが、
この宿下がりができたのは、
大奥の裏方である御目見以下である者に
限られました。
勤務3年で6日…
6年で12日…
9年で16日…
3年ごとに暇が与えられ、
それ以降は何年勤めても
16日までだったそうです。
結構少ないですね。
今だったらブラック企業と言われるかもしれません。笑
でも、御目見得以上(将軍に会える者)は
もっと厳しいです。
なんと、基本的に宿下がりはできず、
まれに認められるくらい。
そして、その際は
お付きの者(部屋方の女中)が
片時も離れず付き添い、
とても窮屈であったそうです。
極め付けは、将軍のお手がついた女中。
彼女達は子供ができたかどうかに関わらず、
一生城から出ることが許されませんでした。
生活は保障されていても
お城暮らしも楽ではなかったんですね。