細川宗孝?間違えました…
こんにちは。
お江戸俥夫の大輔です。
平和な江戸時代において、
巷の事件や名門のお家騒動など
庶民の関心をさらう格好のネタでした。
その中でも世間を騒がせたのが
江戸城内での刃傷事件です。
刃傷事件を筆頭に、
稲葉正休や佐野善左衛門など
事件を起こしてきました。
その江戸城刃傷事件の中でも
最も残念な事件が延享4(1747)年に
起こりました。
事件を起こしたのは寄合の
『板倉勝該(かつかね)』、
被害者は肥後熊本藩主
『細川宗孝(むねたか)』です。
宗孝が厠に行ったところ背後から
斬りつけられました。
犯行の理由は
自分を後継に選ぼうとしなかった
本家『板倉勝清(かつきよ)』を
恨んでのこと。
板倉勝清?
細川宗孝ではなくて?
そう。人違いです。
やられた方は
たまったもんじゃありません…。