お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

大晦日くらいは許して♡

こんにちは。


お江戸夫の大輔です。

最近お仕事忙しいですか?
本当に目が回るほど忙しい日って
ありますよね。

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江戸時代にも一際忙しく仕事をしていた
職がありました。

それは江戸城内だけでなく
城外までの治安を守る『目付』です。

しかも、10人程の人数で…。

目付の忙しさは有名で
目付部屋では呼べばすぐ坊主が
薄茶を出せる準備をしていたり…。

下部屋に設けられた風呂に
毎朝入ることが許されていたり…。

忙しい目付への優遇が
江戸城内でされるほどです。

しかし、毎年大晦日だけは
ピリピリ忙しい目付達の雰囲気は違いました。

老中や若年寄が仕事を終え玄関から
退出したのを見計らって、
玄関にほど近い『虎之間』に集まります。

そしてそこから『大広間』まで
長い廊下を誰が一番かを競い合って
江戸城内を駆け回って遊んだそうです。

毎年大晦日恒例の江戸城内徒競走です。

天下の江戸城内ですが、
いいんじゃないですかね。
晦日くらいは。
いつも頑張ってますし。