お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

新年ですし、吉田松陰の志の立て方について綴ってみました。

明けましておめでとうございます。

ご挨拶遅れましたが、本年もよろしくお願い致します。

 

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正月の浅草は門前が

歩行者天国になるほどの賑わいで

浅草七福神巡りや、上野・両国周辺を

人力車にてご案内させていただいていました。

 

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正月の浅草はこんな感じです。笑

三ヶ日も終わり、ようやくひと段落です。

 

今回は新年の決意を固めるため、

吉田松陰の語る「志」について書きます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

天地の大徳、君父の至恩、

徳に報ずるに心を以ってし、

恩に復するに身を以てす。

此の日再び難く、此の生復(ふたた)び難し。

此の事終へずんば、此の身息まず。藤寅

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

通釈

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

天地には大いなる徳があり、君父にはこの上もない深いめぐみがある。

天地間に存する至高の徳に報いるには、真心をもってすべきであり、

君父の深いめぐみには、全身を賭して報いるべきである。

今日という日は再びめぐってこず、この一生も二度とはこない。

報恩のこと成し終えなければこの身を終えることはできない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

これは安政3年10月に書かれた

「丙辰幽室文稿」の中の一文です。

 

この時期にちょうど松下村塾にて

講義を始めていて、

沢山の門下生を育て、

志をより大きくしていきました。

 

 

吉田松陰の思想は、

常に「徳に報いる」事です。

 

徳に報いるためには、

まずその徳を感じる心がなければいけないし、

報いるための、

具体的な行動をしなければいけません。

 

これがつまり、「志」です。

 

そして、上記の最後の一文には、

「報恩のこと成し終えなければこの身を終えることはできない」

とあります。

 

つまり、徳に報いることは

生きる上での義務ということです。

 

うーん。とっても身が引き締まります。

 

 

現代はすでに沢山の選択肢が

僕達には与えられていて、

自由な生き方ができます。

 

 

もちろん、

自由に生きて結構!

夢を語って結構!

 

ですが。。。

どの時代においても

吉田松陰の「志」に対する考え方を

忘れてはいけないと思います。

 

 

ちなみに僕の志は、

吉田松陰をはじめとする江戸時代の様々な偉人達や

その偉人達が残してくれた文化、歴史を

「今を生きる」方々に伝える事。

 

そして、今までより、

少しでも自分自身や周りの環境に誇りを持って

前向きに楽しく生きる人を増やす事です。

 

あなたの志はなんですか?

 

 

 

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