お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

バレンタインデーでモテる男

モテたい!!

 


特にバレンタインデーは

「自分がモテる男なのか?」が試される日であります。

 

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学生時代、下駄箱や机の中にチョコが入っていないか

こっそり確認するという作業を男子なら必ず一回はしたことがあるのではないでしょうか?

 


しかし、モテる男は決まっていて

毎回期待をしながらも辛酸を舐めて帰路に着く。

そんな悔しい思い出が筆者にはあります。笑

 


なぜ、いつも悪ガキばかりがモテるのでしょうか?怒

 


真面目一辺倒で生きてきた筆者にとって悔しい事実ですが、

これは昔っからそうでした。

 


有名どころでいうと

江戸の大泥棒「鼠小僧次郎吉」。

 


鼠小僧は裕福な武家屋敷ばかりを狙い、

10両盗めば死罪になった時代に

数千両(今で言えば数億円)もの大金を盗みました。

 


しかも、盗んだお金は全て酒と女と博打に遣い

捕まる時には一銭の金も持っていなかったと言われています。

 


そんな男が歌舞伎で演じられ、江戸の人々の人気者になりました。

 


彼らがそんな悪者に惹かれた理由は

・捕まった際に自分以外の人に罪が及ばないように妻や妾との縁を断ち切っていたこと。

・処刑間際も美しい着物を着て、薄化粧までして毅然とした態度を崩さなかったこと。

が挙げられます。

 


鼠小僧の「悪」と「人情深さ」と「こだわり」の強さが

妙な「色気」を生み、人気を呼んだのでしょう。

 


私生活においても、

ちょっとの「悪」を取り入れていくことが

モテる男になるためのヒントかもしれません。

 


また、粋とは反対の”野暮”を学ぶことも大切なことです。

 


野暮を楽しく学べるモノが江戸生艶気樺焼

(えどうまれうなぎのかばやき)です。

 

これは江戸時代中期に山東京伝

(さんとうきょうでん)という戯作者が

書いた本です。

 


内容は、ざっくり言うと色男になりたいブ男が

色男になるための馬鹿馬鹿しい取り組みをしていくストーリーです。

 


良かったら読んでみてください。

ウィキペディアに結構詳しく載ってます。