お江戸の学校

江戸検1級を取って学んだ「江戸の歩き方」「偉人達の生き様」を紹介します。歴史好きはもちろん、歴史が苦手な人にも楽しくわかりやすくお伝えします。

今年の花見は桜餅と共に。

3月に入りました。

 


今年は比較的暖かいので、

桜の開花も早いようです。

 

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https://sakura.weathermap.jp/sp/

 


桜シーズンの和菓子と言えば、桜餅。

 


その中で、江戸時代から残る

桜餅の名店が向島にあります。

 


それは「長命寺の桜餅」です。

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始まりは8代目将軍吉宗の時代です。

 


吉宗がここを花見の名所にしたことを

皮切りに、山本新六という男が

長命寺の門前で桜餅を

売り出したのが始まりです。

 


随筆集「兎園(とえん)小説」によると、

この桜餅は文政7年(1824)に

年間38万7500個も売られたそうです。

 


当時の江戸の人口は町人が50万人、

武士を含めると100万人ほどと

言われていますので、

 


これはなんと約5人中2人は

長命寺の桜餅を食べていた

計算になります。

 


通販なんかない時代に

この数字はまさに驚異的です。

 


長命寺の桜餅は浅草駅から徒歩20分くらい

スカイツリー駅からも徒歩20分くらいです。

 


なかなかフラッと立ち寄れる立地では、

ないのですが、この春、

ちょっと足を伸ばして長命寺の桜餅で

花見はいかがでしょうか?

 


前回お知らせしたお花見ツアーでも、

長命寺の桜餅を寄ろうと思ってます。

https://oedonogakko.hatenadiary.com

 


31日の枠は、

ほぼ埋まってしまいましたが、

23日はまだ余裕があります。

 

参加はコチラから↓

http://hitotabi.co.jp/tour/15375.html


まだ間に合いますので、

是非ご参加お待ちしてます!

 


では、今日も良い一日を!